同人音声の部屋

同人音声および催眠音声(トランス/暗示ボイス)について、平均3000文字程度のオリジナルレビューを掲載しているサイトです

2015年05月

   ● 第4弾


すくりぷてっどこねくしょんさんで配布されている無料の催眠音声作品。

こちらは2ちゃんねるの催眠音声スレに投稿された台本を
サークルさんが加筆修正されたというちょっと変わった経緯を持つ作品です。
ジャンルも女体化、触手、ふたなりとサークルさんの他作品とは全く違い
過去作をいくつか聴いている人でも新鮮な気持ちで楽しめます。

催眠はシーンごとに一つの目的を定め
多種多様な催眠法を使いながらそれに向かって聴き手を誘導していきます。



様々な技法を駆使しながら少しずつ催眠の世界へ
お姉さんの催眠でふたなりの女の子へと姿を変えられ
触手に犯されて気持ちよくなるお話。

「仰向けに寝転がって リラックスしましょう」
お姉さんは落ち着いた声の女性。
挨拶や自己紹介といった前置きは一切省いて早速催眠誘導を開始します。

催眠はおよそ29分30秒間。
最初に深呼吸や手足の脱力を行い軽く体をリラックスさせてから
自分が真っ白なミルクの海に浮かんでいるのをイメージします。

「重くなった体が ミルクの海に沈んでいく」
お風呂に入っているかのような温かく心地いい気分に全身を浸しながら
彼女の言う「沈む」感覚をイメージしてみましょう。
脱力の時に特に手足が「重くなる」感覚を暗示として入れられていることもあって
ベッドで寝て聴いている場合は吸い込まれていくような感じがするかもしれません。

「沈む 沈む どんどん沈む どこまでも沈んでしまう」
また彼女は聴き手にどう感じてほしいかを暗示として何度もストレートに伝えてくれます。
催眠音声にあまり慣れていない方はこの言葉を受け入れていけば大丈夫。
このように、シーンによって一つの感覚をテーマとして設定し
それを何度も何度も繰り返し語り掛けてくる
のが催眠における特徴の一つです。

途中で「深く」をかなり間を開けながら囁くような声で言ってくるシーンがあるのですが
私はそこで全身が一気に落ちていくような感覚が味わえました。

「白い空間のずっと先に ピンクの割れ目が見えます どんどんと近づいていきます」
軽く意識を落としながら湖の底に到着した後は、その感覚をさらに強めます。
柔らかく温かいピンクの割れ目に侵入して全身をとろとろに溶かしていきましょう。
淫語を一切使わず客観的な表現に徹しているのですが
場所が場所なだけにほんのりエッチな気分がしてくるかもしれません。
そうやって催眠を深めながらエッチを始めるための準備も整えていくわけです。

「心も体も女 でも男性のアレも股間にはついている 両性具有 それがあなたの求めていたもの」
そして最後の最後にその場所で女性へと生まれ変わり、外の世界に戻ります。
本作品の女体化は変化や変身ではなく再生と呼ぶのが最もふさわしく
具体的な描写がされていないこともあって自分の理想の容姿を自由にイメージできます。
自分がふたなり少女になるというのも展開的にちょっと珍しいですね。

凝視法、弛緩法、イメージ利用法、揺さぶり法といった古典系の技術を繋げながら
暗示の内容を少しずつシフトさせて催眠を深めていく割と手堅い催眠です。
聴き始めの段階ではちょっと慌ただしく感じるかもしれませんが
やってる事はシンプルですから暗示に集中してさえいればある程度の深さまで入れます。
暗示の内容も「重い」「沈む」「落ちる」「溶ける」とびっくりするほど簡潔なものばかりです。

ミルクの海に沈む、子宮に抱かれるといったイメージから安らぎを与えていたり
腕に重さを感じさせる際のカウントを「◯㎏」と表現するなど
聴き手に対して言葉だけでなく感覚的な側面でもアプローチを仕掛けてきています。
我々が普段の生活で培ってきた何気ない価値観、つまり無意識を利用して
暗示の効果を強めているところが実に見事です。



男女両方の気持ちよさを感じながら
エッチシーンは13分ほど。
プレイは触手責め、母乳噴出、出産です。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「あなたの形をした透明なものが あなたに迫ってきます やがてそれが形を変える あちこちから触手を生やし始める」
ふたなり少女として元の世界に戻ってきた主人公は
目の前に現れた触手生物によって全身を犯され始めます。

エッチは時間のほとんどを触手にまさぐられるかなり特殊なプレイです。
こちらがついてこれるように何をしているのかをしっかりと伝えてくれますから
それを聴きながらここまでで得た感覚をエッチな気持ちよさへと変えていきましょう。
手足から始まってパーツごとに全身を撫でながら感度を高めたり
口に突っ込んで媚薬を流し込んだりと奇抜で背徳的な責めが繰り広げられます。

「先端が女性器のようになっている触手が あなたの男の部分に近づいてくる」
「触手が真ん中辺りまで入ってくる 真ん中 真ん中 真ん中 異物感が増す」

プレイはふたなりであることを最大限に活用して
最初はおちんちん、後におまんこと男女両方の快感を味わうのが一番の特徴です。
おちんちんはオナホのようなものをイメージすれば問題ないでしょう。

おまんこについても最初に異物感、のちに気持ちよさと
男性側に比べてやや丁寧な暗示を入れてプレイを楽しめるように導いてくれます。
股間を中心にかなりの熱さを感じるのではないでしょうか。

「育つ 大きくなる お腹が膨らむ 中から 中から 何かが出てくる」
もちろん最後に行われる出産シーンも外せません。
触手の精液を膣内で受け止め、その結果子供を孕む様子を
短い言葉を繋げる形でダイジェスト風に描写しています。
得体の知れない生物の子を出産するややブラックな雰囲気にゾクゾクする方もいるでしょう。
肉体的な快感を味わう先ほどとは違い、こちらは精神的な快楽を目的にしています。

このように、奇抜なジャンルを扱った他ではなかなか見られないプレイが繰り広げられます。



独特な世界観を持った作品
比較的古い作品だからか特にエッチシーンに個性を感じる作品です。

女体化されての触手責めからイメージされるハードな凌辱とは少し違い
触手に優しく愛撫されて気持ちよくなるようにお姉さんは誘導しています。
この手のジャンルで有名なKUKURIさんの作品に比べるとかなりソフトに感じました。

それは彼女の言葉の雰囲気が催眠に引き続き穏やかなのと
プレイの様子よりも得られる感覚を重点的に刷り込んでくるからだと思います。
触手プレイ初心者向けの作品とでも言えばいいのでしょうか。

この手のプレイにありがちな連続絶頂が無いのも理由の一つです。
それどころかカウントを刻んだり、叩きつけるような言葉で絶頂を促したりといった
明確な形での絶頂シーンもありません。
「あなたは射精してしまうかもしれない」とかなり曖昧な表現がされています。

ただ昔の作品だと18禁でも絶頂シーンの無いものがちらほらありますし
それ自体を悪いと言うつもりはありません。
声に従いながら性的快感を楽しみ続けるのも一つの立派なプレイです。
現在の18禁催眠音声ではあるのが当たり前なため、注意点として挙げさせていただきました。
淫語ごく僅か、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

序盤のセリフの間が短いこと、深化を終えた後にも一時的に半覚醒させていることなど
若干気になる部分もあるためまったくの初心者にはお薦めしませんが
10作品程度の経験を積んだ方なら十分に楽しめる作品と言えます。

CV:誠樹ふぁんさん
総時間 47:47

すくりぷてっどこねくしょん
http://107baknyuata.blog.2nt.com/blog-date-200712.html
(上から3番目「第4弾(cv誠樹ふぁん)」が本作品です)


転移女神ポラポートリシアの誘惑バイノーラル淫語

サークル「ネイティファス」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、転移や空間を操るのが得意な一風変わった女神が
様々な冒険者をエッチなしもべへと変えていきます。

サークルさん初のバイノーラル録音ということもあり
その長所を存分に活かしながら物語を進めているシーンが非常に多く
彼女は声を小まめに移動させたり距離を取ったりしながら
魅力的な肉体と巧みな話術を使って彼らの抵抗心を少しずつ取り除いていきます。



ダンジョンの深層に住む女神様の特技とは?
転移女神ポラポートリシアが冒険者たちを骨抜きにするお話。

「ようこそ 我らがイロジカケーナ様の崇高なる居城 ドキドキ色仕掛けダンジョンへ」
ポラポートリシアは上品で色っぽい声のお姉さん。
冒険者が侵入したとの知らせを受けてダンジョンの深部に駆けつけると
そこにいた少年に早速色仕掛けを始めます。

本作品は全部で4つのパートに分かれており
少年冒険者、ひたすら逃げ回る冒険者、カップル冒険者、6人の冒険者を相手に
彼女が自分の特技を使った誘惑を行います。

「誘惑」と言うとエロボイスの場合、快楽漬けにする展開をイメージするでしょうが
この作品ではプレイよりも会話による誘導や扇動にかなりのウェイトを置いています。
サクッと抜きたい人には残念ながら不向きな反面
キャラやストーリーがしっかりした作品を聴きたい人には非常に向いています。
ボイスドラマ色の強い作品と思ってください。

「我が主よりさずかしり 絶対なる転移の力をたずさえて ダンジョンの調和と均衡と節制を日々保ち続けていますのよ」
彼女の特技は平たく言えば空間を操る能力。
冒険者の攻撃をテレポートで回避したり、空間の性質を変化させて動きを封じるなど
彼らを屈服させる一つの手段として様々なシーンで登場します。
女神様なので荒事は好まないらしく、基本的には相手を傷つけずに解決を目指します。

そして聴き手に彼女の特技を感覚的にも楽しんでもらおうと
作中では彼女の声の位置や距離が頻繁に切り替わります。
バイノーラル録音の特徴を有効活用した面白い演出ですね。
特に耳元で話しかけられるとゾクゾクします。

巧みな話術と転移能力、この2つの長所を使って
彼女がどのように冒険者たちを切り崩していくのか。
これが本作品の一番の聴きどころと言えます。



相手の個性を逆手に取った色仕掛けの数々
エッチシーンは4パート71分間(純粋なプレイ時間は約16分間)。
プレイは耳舐め、キス、パイズリフェラ、オナニー、SEXです。
エッチな効果音はありません。

「ねぇ このやわらか~い胸の谷間や むっちりした太ももを味わってみたくはありませんか?」
その自慢の肉体を見せつけながら誘惑するもひたすら攻撃してくる少年に
ポラポートリシアはそれを転移で回避しながら言葉を使って戦う気力を奪いにかかります。

エッチはどのパートも3分の2以上もの長い時間をかけて説得してから
最後の最後にその証としてエッチなご褒美を与えます。
説得の最中にちょっぴりエッチな事をするシーンもあるのですが
本格的なエッチをする時間は上で書いたように合計16分と短めです。

一番最初のパートは彼女の転移能力が最も発揮されているお話。
左右と中央に小まめに声の位置を移動させながら
まずは少年の攻撃がまったくの無意味であることを悟らせ
さらには自分に忠誠を誓い、その魅力的な体に溺れるよう呼びかけます。

「ほーら 段々心が隙だらけになってきましたよ? ではそろそろ」
もちろんひたすらそれだけを繰り返すわけではありません。
彼女は彼が疲弊していると見て取ると一気に接近し
囁いたり耳を舐めたり後ろから抱き着いておっぱいを押し付けたりします。
飴と鞭を上手に使い分けながら屈服させていくわけです。

「ほらキスぅ エロエロのキスをしてしまいましょうよぉ 愛が深いほど二人の距離は縮まるの」
そして十分に準備が整ったところでようやく本格的なプレイを開始します。
彼女は女神ですから敵だった相手にも決してひどいことはしません。
母親のような甘い声で包み込みながら
それとは正反対の下品なちゅぱ音を撒き散らしておちんちんを責め上げます。

時間が短いといってもその分意識してエロさを濃くしてありますし
ストーリーを楽しみながら抜く分には十分なクオリティを持っています。

続く2番目は空間の制御を使って屈服させるお話。
なぜかひたすら逃げ回る変わった冒険者を追い続けながら
彼女はその能力を使って足止めし、柔らかい声で彼の恐怖心を取り除こうとします。
ちなみにここでは声の距離を適度に変化させながらその様子を描いています。

「ん~ほらいい子いい子 やっとママのもとにきまちゅたねぇ 女神ママは嬉しいでちゅよぉ」
身動きが取れなくなったことで勝利を確信した彼女は
声を徐々に近づけながら赤ちゃん言葉を使ってあやすように説得します。
その大きなおっぱいで抱きしめられ、幸せを感じながら射精する。
女神らしい慈愛に満ちたあまあまなやり取りとプレイが心と体を潤します。

残る2つのお話はいずれも複数の冒険者がお相手。
戦闘能力皆無な彼女がその能力で彼らを分断した後
主に女性の武器を使って骨抜きにしていく様子が描かれています。

「何も知らない精神的に育ってない童貞君すきぃ 私の思い通りのお人形になりやすい童貞くん大好きぃ」
中でも一番最後のお話は彼らが童貞であるのを確認すると
途端に目の色を変えて必死にその体を求める彼女のあざとい一面が浮き彫りになります。

女をまったく知らない純真無垢な少年たちを大人の魅力で誘惑するその姿は
女神よりもサキュバスに近い淫乱さや貪欲さが窺えます。
プレイについても口やおまんこを使って全員を同時に相手しながら
エッチなちゅぱ音や喘ぎ声を漏らすハードなものとなっています。

このように、彼女と冒険者の特徴を活かしたエッチが繰り広げられます。



しっかりした作りのボイスドラマ
純粋なエロよりもキャラやストーリーなどの質の高さが耳を惹く作品です。

サークルさんが元々から持っているシナリオ力の高さに加えて
バイノーラル録音の持ち味を活かした物語を設定し
その中でポラポートリシアの活躍を臨場感たっぷりに演出しています。

どのお話でも彼女は違った能力やアプローチを駆使して説得しますから
聴いていると時間があっという間に過ぎてしまうほどのめり込めます。
この感覚は他のサークルさんではなかなか味わえない独特なものです。

しかし18禁ボイスドラマとして聴いた場合
どうしてもエロのパワーは物足りないかな?とも思ってしまいます。
この両者のバランスを取るのはなかなかに難しいことなのですが
ネイティファスさんの他作品に比べてもエッチはソフトに感じました。
もう少しエッチ寄りな内容だったらもっと素晴らしい作品になっていたかもしれません。

「人間ってそういうものでしょう? 人が死んでも次の日にはそ知らぬ顔でアンアン子作りに精を出してますよ」
ポラポートリシアはダンジョンに住む女神という性質もあってか
慈悲深い声や見た目とは裏腹に残酷な部分も持ち合わせています。

彼女にとってはダンジョンの治安を守ることが最優先で
それを乱す冒険者たちは障害だったり信者や下僕でしかありません。
女神という存在が持つイメージからややかけ離れた腹黒さが
彼女の個性や魅力をより一層引き立てています。
淫語・ちゅぱ音・喘ぎ声いずれもごく僅かです。

独特な世界観にどっぷり浸かりながら聴ける作品です。
基本的にはストーリー性の高い作品を楽しみたい人にのみお薦めします。

CV:沢野ぽぷらさん
総時間 1:23:33


オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

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